outline製品のポイント
JR西日本がお客様の安全・安心を守るために内製開発したAIカメラを製品化
鉄道を利用されるお客様の安全・安心を守る使命のもと、JR西日本はAIカメラを内製開発し、自社の様々な課題解決のために使用してきました。その中で磨き上げたAIカメラは鉄道以外の分野でも貢献できると確信し、”mitococa(ミトコカ)”シリーズとして製品化しました。
内製した高精度なAIカメラを、自社利用で磨き上げたからこその使いやすさ
1日約500万人を映す約7,500台の駅カメラから得た、膨大な学習データから内製した高精度なAIモデル。それを搭載したAIカメラを、駅・商業施設・オフィス・変電所など様々な当社の”現場”で使用して磨き上げてきたからこそ、あらゆる現場での使いやすさを実現しています。
実装後に効果を出すために、当社がユーザーとして徹底的に選び抜いた機能
当社自身がユーザーだからこそわかる、AIカメラ実装後に直面する課題とそれに対する打ち手。真に効果を出すために必要な機能を選び抜いて搭載しました。誤検知防止機能、柔軟な設定変更機能、直感的なUI、導入しやすいコンパクトな構成で、お客様の課題解決に貢献します。
想定される利用シーン
- エリア侵入検知:危険エリア(ロボットや搬送機器の稼働エリア等)への侵入を検知し、光や音で従業員に報知
- 混雑検知:駅ホームの末端部に人が密集したことを検知し、駅務室のアラートを発報
- 滞在検知:熱中症など、体調不良による倒れ込みを検知して、関係者へ報知
- ボーダークロス検知:商業施設におけるマーケティング施策のための人流把握
「mitococa Edge(ミトコカエッジ)」とは?
JR西日本管内の1,174駅では、毎日500万人以上の人々が行き交います。朝のラッシュ時には数分おきに数百人がホームを埋め尽くしたり、大規模イベント終了後には数万人が一気に押し寄せたり——このような「突発的混雑」が日常的に発生します。
JR西日本は、駅構内に設置された約7,500台の防犯カメラから得られる膨大なデータと実際の現場対応の知見を基に、人物を高精度に検知する「鉄道会社で使えるAIモデル」を内製開発しました。そのJR西日本独自のAIモデルを搭載したカメラが「mitococa Edge(ミトコカエッジ)」です。
特徴・仕様 FEATURES
特徴
1) カメラ本体にAIを搭載。サーバーレスで利用可能
カメラ内にAIモデルを搭載し、PoEハブと直結またはエッジゲートウエイ(オプション)と無線で接続するだけで利用でき、サーバーを介することなくAI画像解析が行えます。検知結果のメール通知のほか、パトランプ、スピーカーなどの機器やお客様がご利用の機器への出力も可能です(ご利用機器の使用条件によります)。 カメラ内には60,000件のログが保存できます。ブラウザ経由でCSVファイルとしてダウンロード可能で、データ利活用も手軽に行えます。


エリア侵入検知:特定エリアへの侵入を検知
2) 高度な動体検知技術に利用頻度の高いイベントを組み合わせた検知クラスを搭載
以下の4種類の検知クラスを実装しています。複数のクラスを組み合わせた検知にも対応します。
※エリア侵入検知では、2種類の検知方法から選択できます
- 「頭頂部の中央」「体の中央」「足先の中央」のいずれかが指定エリアに入ったかを検知(検知点による検出)
- 指定エリアの面積の何%に人が侵入したかを検知(侵入面積割合による検出)


混雑検知:特定箇所の混雑を検知して報知
【カメラ】
仕様
(ドーム)

(バレット)

・電源:PoE++ (IEEE802.3bt 準拠)
・消費電力:PoE++ DC 54V:660 mA/約35.6W (クラス5機器)
・使⽤環境1使⽤温度範囲:-40 ℃~+55 ℃ (電源投入時: - 20 ℃~+55 ℃)
・暗視モード:暗闇でも撮影、検知可能な暗視モードに自動的に切替
・カメラ:ドーム型、バレット型の2種類(設置完了や用途に合わせてご提案)

【AI検知】
・検知クラス:エリア侵入検知、混雑検知、滞在検知、ボーダークロス検知
・検知可能距離:30m先まで検知可能(室内環境)
・外部I/O :ストロボサイレン(パトランプ)、メール通知のみならず、お客様の設備にも出力可能


製品保証 product warrantyS
