ポイント
- 誰でも直感的に使える設備管理システム
航空写真ベースの「デジタルレールマップ」導入により、経験や専門知識に依存しない現場データの一元管理・可視化・即時検索を実現。 - スマホやタブレットから現場情報にアクセス可能
社内ネットワークの有無にとらわれず、線路内からも情報参照・登録が可能に。台帳や図面、工事履歴の確認も場所を問わずスムーズに閲覧できる仕組みを確立。 - 鉄道現場特化の機能性と実績が導入の決め手
JR西日本など鉄道現場での実績と、鉄道のキロ程や構内設備区分など業務特有の要件に対応。現場社員から新任担当者まで、誰もが「使える」安定したシステム環境を導入。
概要
西日本鉄道株式会社様では、台帳管理のデジタル化に際し「デジタルレールマップ」を導入しました。これまで設備台帳や図面管理は、キロ程や設備名称といった専門的な知識・経験を必要とするシステムに依存し、登録業務が属人化しやすい状況が課題となっていました。また、既存システムは社内ネットワークにしか接続できず、現場などからは最新情報にアクセスできないという制約もありました。
デジタルレールマップの導入によって、航空写真と地図上で設備情報を直感的に検索・確認できる環境を整備。図面や工事履歴も地図情報に紐づけて一元管理できるようになり、携帯端末からいつでもどこでも最新の現場情報を確認できます。これにより現場作業の準備や台帳更新、図面参照などが確実かつ迅速になっただけでなく、現場と指令・事務局側でのコミュニケーションロスも低減しました。実際にJR西日本など鉄道現場での運用実績もあり、鉄道業務のノウハウが詰まった信頼性の高さも高評価しています。
課題と解決策の概要
課題
- 情報の集約不足と属人化
台帳管理システムは存在したものの、キロ程や設備名称の完全な把握が求められ、経験豊富な一部の社員に依存してきました。例えば、ひとつの橋梁名で区間ごとに多数存在する躯体は、それらの位置関係を正確に全員が把握するのは物理的に困難でした。 - 現場での情報活用のハードル
既存システムは社内ネットワークからしか利用できず、外出・現場から最新情報にアクセスできませんでした。また、工事履歴や図面のアップロード機能も位置紐づけが難しく、十分な活用に至りませんでした。
課題認識から解決までの流れ
- 航空写真上で感覚的に設備の特定が可能
直感的な操作で誰でも設備を特定できるため、経験が浅い社員でも使いこなせる環境が整いました。 - マルチデバイス対応と高い情報アクセス性
スマートフォンやタブレットからも現場情報にアクセスできるため、作業や調査の効率性が格段に向上しました。 - 鉄道業界で実績あるソリューション
JR西日本など、実際の鉄道現場ニーズを反映したシステムを採用することで、カスタマイズせずとも「かゆい所に手が届く」業務運用が可能となりました。アップデートも鉄道現場目線で進化し続けるため安心です。
導入効果・メリット
- 現場・間接部門間の情報連携精度アップ
航空写真上で設備や位置情報が一目瞭然となり、現地確認や台帳更新のスピードと正確性が向上しました。指令や間接部門とも情報を共有しやすく、対応スピードの向上も実現できます。 - 作業効率化とリスク低減
現場での情報収集・確認作業が効率化し、不要な現地出動を減らす効果が期待でき、触車や移動中の事故リスクも低減できると感じています。 - 情報の管理ルール整備と一元化
今回の導入に合わせて、管理ルールや運用フローを刷新できたことで、図面や履歴等の情報も一元化され、情報探索コストを削減しています。
今後の展望
デジタルレールマップを基盤とした現場情報のデジタル化・一元化を推進し、更なる業務効率化と安全性・生産性の向上を目指します。今後は、他部門や他現場への展開も進め、鉄道インフラ管理の標準基盤として全社展開・横展開を実現していきたいです。
導入現場/ご担当者様の声
当社が保有している管理システムは、キロ程や施設物の名称を正確に把握していなければ図面を検索することができず、位置関係やどのような構造物かを把握することが困難でした。また、社内システムであるため、外出先からのアクセスができず現場で利活用ができませんでした。
今回、西日本旅客鉄道(株)様にご紹介いただいたデジタルレールマップを導入したことにより、マップ上での検索が可能となり、外出先でも諸元や図面、現場の情報確認が可能となりました。また、マップ上での情報伝達も可能となったことから、現場と事務所間の性格な情報伝達も可能となり、現場からも好評です。
同じ鉄道事業者ということもあり、「痒いところに手が届く」システムであり、親身になって当社の困りごとを解決していただきました。「デジタルレールマップ」により、当社の課題解決に寄与していただきましたことを感謝申し上げます。
