ポイント
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工場内の危険行動をリアルタイム検知するカメラAIを導入
アルミニウムの大手総合メーカーであるUACJ様では、作業現場における「巻き込まれ」「転落」「侵入」などのリスクを検知するため、mitococa AIカメラを導入。従来は目視でしか捉えられなかった危険兆候をAIがリアルタイムに検知し、即時の注意喚起・対応につなげています。 -
重大労災ゼロをめざし、4拠点に展開
名古屋・福井・深谷・小山の4つの製造拠点において、精整ラインや鋳造エリアなど事故リスクの高い箇所でmitococa AIカメラを運用中。各現場の特性に合わせたモデル構築と継続的なチューニングにより、実用段階での活用が進んでいます。 -
「現場が信頼できるAI」をともに構築
評価指標や検知基準をUACJ様と共に設計し、”現場が信頼できる”AIカメラの運用を実現。現場の納得感と検知の実効性を両立した点が、本事例の大きな特長です。 -
安全から物流・品質領域へ。共創テーマを順次拡大中
安全領域での実績を起点に、予知保全や物流の高度化など他のDXテーマへも共創が広がり始めています。工場全体のスマート化を見据えた協業が、今後さらに進展していきます。
導入企業の概要
- 導入企業名: 株式会社UACJ
- 所在地: 名古屋製造所(愛知県名古屋市)ほか
- 業務内容: アルミニウムおよびその加工品の製造・販売

課題と解決策の概要
課題
製造現場における「重大労災ゼロ」を実現するためには、目視だけでは捉えきれない危険行動を、早期に発見する仕組みが不可欠です。
従来の監視カメラは事後の録画確認が中心であり、リアルタイムな注意喚起や未然防止には結びつきにくいという課題がありました。
課題認識から解決までの流れ
UACJ様とJR西日本は、現場ごとのリスクシナリオに沿ったAIモデルを共同で構築しました。
まず、現場ニーズの整理や映像データの収集はUACJ様が主体となって実施。そこから抽出された要件をJR西日本とすり合わせながらAI検知項目を定義し、再学習を重ねながら、mitococa AIカメラを基盤とした検知モデルを設計しました。
構築後も、現場での検知結果の妥当性を両社で繰り返し検証し、信頼性の高い運用へと継続的にブラッシュアップしています。

導入後の効果・メリット
作業者の侵入や巻き込まれ、転落といった事故リスクの高い行動を、AIがリアルタイムに検知。
人の目だけでは捉えきれない危険兆候を補完することで、重大労災の未然防止に寄与しています。
検知結果は、現場での注意喚起や指導にも活用されており、作業者一人ひとりの安全意識の向上にもつながっています。今後、運用の拡大とともに、安全文化の定着へさらに寄与していくことが期待されます。
なお、本取り組みは、2026年6月に発表されたJR西日本とUACJ様の技術業務提携の一環です。
安全領域で築いた実績を起点に、今後は品質保証や予知保全など他領域への共創も広げていく方針です。
顧客の声
株式会社UACJ
マーケティング・技術本部 モビリティテクノロジーセンター 主幹
二宮様のコメント
弊社と異なる鉄道という事業環境をお持ちですが、“現場”と言う視点では共通項が多く、その環境で培われたAI技術に注目させて頂きました。
また、AIというデジタル技術だけでなく、工場実装する上での現場環境の理解も強く持たれており、共に並走して工場実装をすることができました。
工場関係者からも、安全の抑止力として機能しているとの反響もあり、安全意識の醸成にもつながっています。

