駅再開発事業の機運醸成に向けた車体ラッピング事例

2025-07-25

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①広電外観
②jr外観

事例の概要

 地域の魅力や線区価値の向上、事業の機運醸成ニーズへのソリューションとして、鉄道車両のデザイン制作と一部のラッピング施工を提供させて頂きました。

導入頂いたお客様

 広島電鉄株式会社様
 西日本旅客鉄道株式会社様

課題と解決策の概要

(1)背景・きっかけ

 広島市様、西日本旅客鉄道株式会社様及び広島電鉄株式会社様は連携して、広島駅南口広場の再整備等及び広島駅ビルの工事を進めておられました。これら事業の完成に向け、地域住民や観光客、鉄道ファン等の皆様方の期待感を一層盛り上げるため、広島電鉄5100形と西日本旅客鉄道227系の車両デザインを入れ替え、フルラッピングで再現した「ラッピングコラボトレイン」をそれぞれの線区で運行することを構想されました。

(2)課題認識から解決までの流れ

 異なる鉄道会社の車両デザインを入れ替えるという斬新なアイデアをお聞きして、好奇心と同時に具体的なイメージも沸いてきました。単に机上で互いの車両の色を入れ替えるのではなく、それぞれの車両デザインと車体形状を理解し、デザインし直しました。

画像3
(3)導入後の効果・メリット

(広島電鉄株式会社様からのコメント)
 これまでの広島電鉄の車両にはない227系のメタリックの質感との赤のシンボルカラーが、広島の街に溶け込む洗練されたフルラッピングデザインで再現されたことで、「あたかも前から広島電鉄の車両として走っていたようだ」等とSNSや報道を通じて大きな話題となりました。

(西日本旅客鉄道株式会社様からのコメント)
 広島エリアの旧型車両の置き換えとして登場した227系RedWingは、メタリックの車体に赤を基調としたデザインであるが、広島電鉄5100形の白と緑を纏った車体は、ひときわ目立つ編成となり、また、走行エリアも広く、多くのお客様に広島電鉄、広島市、JR西日本の3者連携を知sっていただくきっかけとなりました。

(4)課題解決を踏まえた今後の展望

(広島電鉄株式会社様からのコメント)
 新しい広島駅ビルの完成と新駅ビルへの広島電鉄の路面電車乗り入れに向けた話題づくりとして、ラッピングコラボトレインの運行は大きな役割を果たしています。今後、順次駅ビルの開業と電車の乗り入れが進んでいきますが、広島市・JR西日本・広島電鉄の連携により生まれ変わる広島駅の象徴として、引き続きコラボトレインを活用したイベントや情報発信に取り組んでいきたいです。

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