駅サイン類のトータルデザインによるブランディング

2025-07-25

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事例の概要

叡山ケーブル事業のブランド価値向上へのソリューションとして、駅サイン類をトータルでデザインさせて頂きました。

導入頂いたお客様

京福電気鉄道株式会社様

課題と解決策の概要

(1)背景・きっかけ

2025年に100年を迎える「叡山ケーブル」は、長い歴史の中でサービスや設備を充実させてきていますが、案内サインについては時代ごとに整備されてきたため、統一感はありませんでした。そこで京福様より相談をいただき、ご提案する機会をいただきました。
この直近に京福嵐山線の駅サインの仕事をしたご縁でお声がけいただきました。

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導入前のサイン1
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導入前のサイン2
(2)課題認識から解決までの流れ

現地調査を行い、一枚一枚のサインの課題をヒアリングさせていただきました。ピクトグラム(絵文字)の採用や日英二カ国語標記、フォントや色の統一などをコンセプトとしたデザインをご提案しました。叡山ケーブルは高低差が日本一ということが特徴でしたので、その勾配に合わせたピクトグラムや斜めの時刻表等、独創的なアイデアも盛り込みました。
時間が限られていた中で、調査から2日後に提案し即決いただくなどスピード感と集中力のある仕事をさせていただきました。

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特徴(勾配)のサイン化
1~4結合
色・フォントの統一
(3)導入後の効果・メリット

(京福電気鉄道株式会社様からのコメント)

「叡山ケーブル」の案内サインを統一したことで視認性が大きく向上し、表示する情報が簡潔になったことで、お客様が戸惑われている様子は少なくなり、動線が自然と流れるようになりました。結果、職員が誘導することや、お客様からのお問い合わせに対応するケースも減少しました。駅全体の案内サインが統一されたことで、スッキリした印象も感じることができます。

(4)課題解決を踏まえた今後の展望

(京福電気鉄道株式会社様からのコメント)

案内表示物について、これまでブラッシュアップされていなかったため、お客様の判りづらさを補うために職員が案内対応に追われる状態が慢性化していましたが、駅サイン類のトータルデザインを手掛けていただいたおかげで、現場の負担が大幅に解消されました。

駅サインの見直しは単なるデザインの変更にとどまらず、お客様の利便性向上、効率的な人材配置、駅ブランドイメージの向上が期待できる施策であるため、他の路線についても統一したコンセプトデザインを持って展開してゆきたいと考えております。

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