プロジェクト事例

2023.07.12

次世代モビリティ(自動運転・隊列走行BRT)プロジェクトをご紹介

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JR西日本はソフトバンク株式会社と共同で、両社が有するノウハウや技術を共有して、オープンイノベーションにより、自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(Bus Rapid Transit:「バス高速輸送システム」)の開発プロジェクトを進めています。このプロジェクトは、「JR西日本技術ビジョン」の取り組みテーマの一つで、シンプルでシームレスな交通サービスの実現をめざすものです。

1.概要

両社は、まちづくりと連携した持続可能な地域交通としての次世代モビリティサービスの実現に向けて、「自動運転・隊列走行BRT」の開発プロジェクトを2020年3月に立ち上げました。このプロジェクトでは、日本初となる連節バスの自動運転化および自動運転バス車両の隊列走行の実用化を目指しています。

2021年10月より、滋賀県野洲市の専用テストコースにおいて、3種類の自動運転車両(連節バス・大型バス・小型バス)を用いて、車種が異なる自動運転車両が合流して隊列走行などを行う実証実験を実施しています。

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滋賀県野洲市のテストコース

2022年10月には、連節バス・大型バス・小型バスと、車種の異なる自動運転車両が3台で隊列走行する様子をテストコースにて報道公開しました。

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車種の異なる自動運転車両が隊列走行する様子

テストコースでの実証実験を通して、「自動運転・隊列走行BRT」の技術確立とシステムの標準パッケージ化を目指し、2020年代半ばをめどに次世代モビリティサービスとして社会実装を進めていきます。まちづくりと連携した持続可能な地域交通の実現に向けて、ご関心をお持ち頂いた皆様との対話を積極的に進めてまいりますので、ぜひお声かけください。

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2.東広島市の公共交通の機能強化と魅力向上に向けて

2022年11月22日、JR西日本は国立大学法人広島大学、東広島市と連携協定を締結しました。今後、東広島市の都市拠点等における公共交通の機能強化と魅力向上に向けて、相互に連携しながら研究、実証実験及び政策形成を推進していきます。

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この新しいモビリティの社会実装に向けた検討を、東広島市、広島大学の皆さまと一緒に進め、テストコースで得られた技術開発成果を、地域課題解決に役立ててまいります。東広島市の都市拠点へのBRT実装検討、そして鉄道、路線バスとの連携による交通ネットワークのさらなる魅力向上と発展のために、スピード感をもって検討を進めていきます。

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