鉄道関係等において、車両と衝突した動物の除去作業は、素早い対応が求められるとともに、手間のかかるものとなっています。
除去作業の際、乗務員が動物に触れることで、衣服の汚れや寄生虫等の付着、感染症の恐れがあることが問題となっていました。
本記事で紹介する「獣キャッチャー」を利用することで直接動物に触れることがないため、乗務員が動物の移動を衛生的に行うことが可能になります。
※本記事はJR西日本テクノスが監修しています。
1.製品の概要
リング状ワイヤーの輪を鉄道車両と衝突した動物にひっかけ、取手を引っ張ることで動物を移動させます。
軽量小型(1.26kg)で、力のない方でも扱える設計になっています。
また、LEDライトがついているため、夜間でも安心して使用できます。
収納袋付きのため、衛生的で持ち運びに最適です。
また、収納時は乗務員室内へ搭載しやすいコンパクト設計になっています。
2.使用方法
①動物の頭部や頸部などに輪をひっかけて、引っ張ることで輪が締まります。
②それにより引っ張るだけで動物を移動させることが可能です。
3.使用効果
- 手を動物に触れることなく処置が行えるため、衛生的です。
- 取扱いやすい簡単な構造ため、素早く適切な処置を行うことができます。
- 手を汚さずに使用できるため、処置後の乗務に支障をきたしません。
4.納入実績
- 西日本旅客鉄道株式会社様
- 近鉄車両エンジニアリング株式会社様
5.まとめ
衛生的で取り扱いが簡単な道具により、乗務員等の日々の業務に安心感を提供します。
★”鉄道専用”SNS「Railil(レイリル)」から取材を受けました!
2023年8月末に”鉄道専用”SNS「Railil(レイリル)」の記者 高杉様から取材を受けました。
取材内容については、Raililのコラムで近日掲載予定です。
Raililのコラムでは、鉄道会社の垣根を越えた鉄道の様々なアセットについて紹介していますので、ぜひインストールしてみてください。