• HOME
  • ニーズ情報
  • 【協業パートナー募集!!】鉄道車両床下の雪落とし作業の省力化について

ニーズ情報

2024.12.03

【協業パートナー募集!!】鉄道車両床下の雪落とし作業の省力化について

Image 8

1.背景と課題

2015年の北陸新幹線金沢開業以降、弊社管内(糸魚川駅以西)で北陸新幹線の車両の床下に付着した氷雪がJR東日本管内に落下し、地上設備が破壊されることを防ぐため、毎年冬季(12月~3月)に人手で雪落とし作業を行っています。この作業には多くの費用がかかり、作業員の確保にも苦慮している状況です。そこで、雪落とし作業を機械化し省力化を図るための革新的な技術提案をいただける協業パートナーを募集します。現時点で条件に完全に合致しなくとも実現の可能性があれば、是非ともご提案をお願いいたします!!

2.目的

車両の床下に付着した氷雪を安定的に人手を介さず撤去し、北陸新幹線の安全・安定運行を確保することを目指しています。

3.募集内容の詳細

(1)前提条件

①車両構造および氷雪の付着しやすい部位

・車体を車軸2対で構成される台車2台で支える構造となっており、進行方向に対して台車後部や台車下部に氷雪が付着しやすい。

<台車への着雪状況>

Image 3

<台車下部への着雪状況>

Image 4
Image 5

<端部フサギ板への着雪状況>

Image 6

<一本リンクへの着雪状況>

Image 7

②環境の条件

・氷点下10℃でも確実に動作すること。

・上記気温時において、風雪が激しい屋外でも安定的に動作すること。

・付着する氷雪の条件:密度200kg/m³、付着量200mm、台車への最大体積2m³(側梁付近で長さ120cm,幅30cm,高さ40cmの着雪)

・使用する成分には、塩・酢酸・アルコールを含有しないこと。

・付着量を100mm未満に抑えること。

③電源の条件

・AC100Vを基本とする。(容量は別途検討)

④水源の条件

・温水で雪を落とすシステムの場合は使用水量を極力少なくすること。

⑤その他(参考)

現状の雪落とし作業時間:糸魚川駅(4分)、金沢駅(40分)

(2)ご提案頂きたい内容

・雪落とし作業の省力化につながる技術の仕様(温水方式に限定しませんので、広くご提案お願いします)

・技術単体および適用検証に必要な概算費用

・ 適用検証実施スケジュール

・その他必要事項(弊社に対する要望等)

4.注意事項

弊社からの提供資料は弊社に帰属しますので、取り扱いにはご注意下さい。

5.最後に

お問い合せやご提案は、下記お問い合わせフォームよりご連絡下さい。

北陸新幹線の雪落とし作業の省力化を実現し、ともに未来の鉄道運行を支えていきましょう!!

関連記事

注目度の高い記事をご紹介いたします。

TOP