outlineソリューションのポイント
•専門家による分析・提案と、データ・システム活用を組み合わせた課題解決
•独自開発したサイン管理システム「iGIS」やVRといった最新のICT技術を用いたプロセスの効率化
•インバウンドを含むあらゆる利用者に「伝わる」サイン環境の実現
課題と解決策 FEATURES
(1)このようなお困りごとを抱えていませんか
1)観光客向けのサインに不満の声がある
インバウンドの訪問者が増える中、案内サインがわかりづらいとの意見が多いが、どこをどう直せばいいかわからない・・・


2)業務でサインが十分に管理できない
施設のリニューアル工事期間中、一時的に案内サインの修正が必要だが影響範囲を調べるにも手間と時間と費用が掛かる・・・
3)サインに関する情報共有が不足しがち
施設内における案内サインの管理者が複数にわたり、情報の一元管理や関係者間での合意形成が大変・・・


(2)私たちには解決策があります
事例①サイン配置・盤面を分析して改善
「表記の不統一」をわかりにくさの原因の一つと特定し、管理会社ごとに異なる名称で表記されてきたものを統一しました。さらにインバウンド訪問者にはアンケート調査を実施し、効果測定までを実施します。
事例②サイン情報をデータベース化
当社独自のサイン管理システム「iGIS」の高度なサイン属性検索機能により、工事影響範囲を机上で即時確認することができます。これにより現場調査、作業の省力化が可能となります。


事例③情報共有基盤を構築
サイン管理システム「iGIS」の導入により、iGISの利用者間でサイン情報をリアルタイムに共有することができます。これにより、関係者間でのスムーズな意思決定をサポートします。
ユースケース、効果 FEATURES
2.実績・活用事例

(1)現況調査
1)ICTを活用した現地調査
どこにどんなサインが設置されているのか、調査を行います。調査にはICTを活用し、サインの「位置・盤面情報、写真、360°画像等」を調査データとして記録します。調査を簡略・効率化することで、広域な調査範囲にも対応しております。

2)インバウンド調査
外国人旅行者に対しても、サインにより適切な案内ができているか調査を実施しております。例えば駅から観光地へ到着するまでのルート上で、外国人モニターとサイン専門家により点検を行います。外国人目線の意見をサイン計画に反映することで、より魅力的な観光地づくりに貢献します。

(2)調査結果整理
1)データベースの構築
現況調査の結果をデータベースとして整備・保管します。さらに高精細なサインの全景・盤面画像も表示し、机上で現地の施工状況やサイン情報を確認することができます。「サイン管理システム」の投入データと同形式のデータ提供が可能で、「システム導入までは不要だが簡易的なサインデータが欲しい」という方にも十分なデータが得られます。

2)サインカルテの作成
データベースをもとに、要望に応じてサインごとの帳票を作成します。サインの盤面画像とともに躯体の寸法等も記載することができ、改修工事等で施工業者への発注資料として活用することが可能です。

(3)課題設定
1)案内サイン専門家による分析
巨大な鉄道駅の施設管理者は時に数千盤面ものサインの管理が必要になります。そのようなクライアントに長年に亘って寄り添い、最適なサインの環境整備に従事してきたコンサルタントがエリア特性に応じた課題設定を実施します。

2)サインの”一貫性”を確保
人は初めての場所を訪れた時、多くの視覚的情報を受領し、認知・判断・行動を行うため、訪問者が快適に行動するために案内サインの”一貫性”はとても重要です。そのような視点から、サインの途切れを可視化するプロセスを重視しています。

(4)改善提案
1)整備方針の検討
抽出された課題のグルーピングを行い、ロジックツリーによるサインの整備・改修に向けた全体方針をご提案致します。方針の検討にあたっては、関係者が納得したうえで実施に至る合意形成のプロセスを重視します。

2)場所・動線・盤面による優先度付け
エントランスエリアのような場所における案内サインでは、利用者にとって必要な情報は何かを整理し、優先度の高い情報を目立たせる等の工夫が必要です。盤面の色彩も色の違いの分かりやすさに留意し、誘導サインとの関連付けを行います。

3)VR(仮想現実)の活用
設計図面に基づくサインの図面から、3Dデータのモデル作成(オプション)が可能です。これにより、利用者とサインの距離感から盤面デザインを検討したり、施設の構造を踏まえた設置箇所の検討をバーチャル上で行うことができます。この手法は、さまざまな利害関係者の参加による合意形成が必要な場面で特に有効です。
(5)整備計画
1)ガイドラインの策定
サインの品質を確保し、統一的な整備を行うために必要な項目を記載したガイドラインを策定します。
画一的な整備ではなく、国際化に向けた動きや地域ごとに異なる景観や特性を考慮した検討を行います。

2)整備計画作成
整備方針を実現するための案内サインや、デジタルサイネージ等の可変サインに求められる機能を検討し、具体的な整備箇所やビジュアルイメージをご提案します。
また、イベント状況にあわせて、エリア・施設・サイン種別による優先順位を踏まえたサイン整備計画を作成します。

(6)維持管理
1)一元的な維持管理
利用者からの問い合わせや、施設情報の更新に合わせてサインを追加していくと、雑然とした雰囲気を醸し出す場合があります。サインの追加検討には一元的な維持管理が不可欠です。

2)サイン管理システムの活用
サインの位置・盤面等の情報を一元管理するシステムで、サインの維持管理業務をサポートします。
サイン盤面の改修後は、データ更新によって最新の状態を反映することで、ユーザー間の持続的なサイン情報の共有を支援します。そのため、サイン整備の必要がある際には、システム上でサイン情報を確認でき、現地作業の省力化が可能です。
