outline製品概要
製品のポイント
- One to One 案内システム【Walkree…】
- あなたが案内板に近づいたタイミングで、あなたが行きたい目的地までの経路を案内板に表示してくれるシステムです。
- 事前にモバイルアプリで目的地を設定したユーザがディスプレイに接近したことを、ビーコンを用いて検知し、案内を表示する仕組みとなっています。
特徴 ・仕様FEATURES
特徴
- 商業施設や病院、アミューズメント施設からイベント会場など、さまざまなシーンで活躍できるシステム
- 多種多様なシステムと連携することで、まだまだ成長(拡張)することができます。
- お客様への案内を強化したい!
- ”ながら歩き”を減らしたい!
- 案内サイネージを導入しているけど・・ 何か新しいシステムはないかな?
- スマートフォンアプリを機能アップしたい!
- お客様の流動を変えたい!
- 広告価値(送客効果)を向上させたい!
- DXと言われても、どうしたら良いか分からない...
- 多種多様なシステムと連携することで、まだまだ成長(拡張)することができます。
このような方は是非、お問い合わせください。
- これまでの案内の課題と企画構想
- 京都駅や大阪駅、ルクア大阪のように大きな駅・施設を初めて訪れる人の多くが、目的地に行くまでの道で迷ってしまうことがあります。案内板が設置されているものの、自分の行きたい目的地が掲載されていないこともあり、MAPアプリなどをスマートフォンで確認しながら進む人が非常に多く見られます。
しかしこのような行動は歩きスマホや周囲の人と衝突するなどの危険を伴います。実際、毎年数十件の事故が発生しています。そこで、こうした事故を防止するために、このシステムの開発が始まりました。
- 開発を進めるにあたり、「歩きスマホを防止する」「分かりやすい案内にする」という2つに焦点をあて、検討を行いました。
- 歩きスマホを防止する
人間工学の知見からアプローチを行い、人々が迷ったときに案内板を見るという行動特性に着目しました。そして、スマホではなく案内板を見せるため、案内板をサイネージ化し、迷っている人に対してOne to Oneで案内を表示することを発想しました。
- 分かりやすい案内にする
利用者が案内板を見た際に、リアルタイムで案内を表示するために、利用者の接近を検知し、案内を切り替える方法を検討しました。
- これらの検討結果をもとに開発したシステムの動きがこちらです。

事前にモバイルアプリで目的地を設定したユーザがディスプレイに接近すると、ユーザデバイス(スマートフォン等)がディスプレイ近傍に設置されたビーコンの電波を受信し、ディスプレイにユーザの設定した目的地までの経路を表示する。
- 「自分のための案内」ということが一目で分かるように、それぞれの案内表示枠にユニークな模様を施しています。
仕様
- さまざまな機能
- あくまでベースはデジタルサイネージであるため、広告表示や異常検知システムと連動した避難誘導表示などには対応したシステムとなっております。そのほかに、より多くの方に使っていただけるシステムを実現するために、下記機能を有しております。
- バリアフリールート機能
- 目的地を設定する際にバリアフリールートを選択することで、階段や狭い通路を避けたルートを案内することが可能です。
- 音声案内機能
- 表示に合わせた音声案内が可能で、視覚に障害のある方にも使っていただけます。
- ロボホン連携機能
- 表示に合わせた音声案内が可能で、視覚に障害のある方にも使っていただけます。

ロボホン
- ご利用環境に合わせたシステム構成
- WEB上でのシステム連携
- アプリへの組込が難しい場合、GPS機能と連動してWEBページ上で動作させることも可能です。
- 実績 ) 商業施設内の案内
- 施設HP等にリンクを設けておき、そこからWEBページへ遷移させる際に利用範囲内にいるかどうかをGPS機能により判定し、範囲内にいる場合はWEBページを利用して案内を表示することができます。
- WEBページではビーコンの検知ができないため「サイネージに近づいたタイミングで案内を表示」することはできません。そのため、「ボタンをタップしてサイネージに表示する」というユーザ側の操作が必要です。
- GPS機能が利用できない電波が通らない箇所でのご利用に関してもご相談ください。
- 利用者にビーコンを持たせるシステム構成
- 本システムは、ユーザ(スマートフォン)がビーコン電波の受信側、サイネージが発信側という構成ですが、これを逆転させた構成により、アプリへの組込やユーザのスマートフォンの携行が難しい場合の対応も可能です。
- 例 )医療施設での健康診断や人間ドックの際の順路案内
- 本システムは、ユーザ(スマートフォン)がビーコン電波の受信側、サイネージが発信側という構成ですが、これを逆転させた構成により、アプリへの組込やユーザのスマートフォンの携行が難しい場合の対応も可能です。
ユーザの受信票やスリッパ等にビーコンを仕込み、サイネージ側にビーコンの受信機を設けることで、ユーザのサイネージへの接近を検知する。受付や各診療科で設定した診断順路に従ってサイネージに経路を表示する。
ユースケース、効果Use Cases & Effects
ユースケース(活用事例)
利用シーンうめきた(大阪)駅での利用イメージ
0:46~0:53にて紹介しています
開発経緯
開発したシステムが当初の構想を実現するものになっているのか、だれも迷わない分かりやすい案内が行えるのかを確認するため、約2年にわたり実証実験を実施しました。
実証実験では実際に駅の案内板をサイネージ化し、その駅を初めて訪れる人を対象に、デモアプリを用いてシステムを使用してもらいました。指定の目的地まで迷わずにたどり着けるか、システムの課題はないかなど、モニター調査やエスノグラフィ調査によりシステムの評価を行いました。
エスノグラフィ調査とは行動観察手法の一つで、人の行動を観察することで行動に潜在するニーズを探り、意思(行動)決定に至るまでの過程を把握することを目的に行うものです。数回にわたる調査でシステムの弱点を改善していき、最終調査では被験者誰一人として道に迷うことなく案内することができました。


実証実験
導入サポート
- 鉄道業界に限らず、様々なフィールドに導入いただける案内システムです。
まずは小さいエリアの実証実験からでも結構です。 お気軽にお問い合わせください。 o One to One 案内システム 【Walkree…】紹介動画
まずは小さいエリアの実証実験からでも結構です。 お気軽にお問い合わせください。