電柱ハンドリング車(軌陸両用車)

2025-07-03

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outline製品概要

電柱を「掴んで」「回して」「建てる」で安全かつ効率的な作業を実現します。

  • 電柱を直接掴む「ハンドリング技術」を国内鉄道業界の電柱建替車で初めて採用
  • 在来線:狭軌(軌間1,067mm)や新幹線:標準軌(軌間1,435mm)での使用が可能
  • 作業員による高所の危険作業、既設設備の損傷等の影響を削減し、安全性向上が図れ、長尺物を扱うための作業員が減り省力化が図れます。 
特徴・仕様FEATURES

特 徴

 鉄道敷地内における電柱建替え作業において、従来使用していた軌陸クレーン車は、クレーンブームを建替え位置の上空まで伸ばしワイヤで電柱を吊るため、ブームやワイヤが電線等に接触することがありました。電線等を避ける(移設)作業を実施し、建替えの作業するので多くの時間と労力を必要でした。電柱ハンドリング車は、電柱を吊るのではなく直接電柱の中央付近を把持しバトンのように回転し起こしや倒すことにより電線等を支障移転する作業が大幅に減少し、高所での作業が減り作業員の安全性が向上しました。

電柱ハンドリング車仕様

仕 様

  • 車両概要
    全長:8,350mm
    全幅:2,480mm
    前項:3,220mm
    重量:19,600kg
  • 取扱可能な電柱
    直径:150Φ~400Φ
    重さ:最大2.98t
    長さ:最長14m
ユースケース、効果Use Cases & Effects

 少子高齢化が進む現代において、省力化・効率化は喫緊の課題です。特に、在来線や新幹線における老朽化した電柱の交換作業は、長尺重量物の取り扱い、高所作業、架線などの既存設備への影響など、多くの労働力と作業リスクを伴うものでした。 「電柱ハンドリング車」は、電柱を直接把持する独自の技術により、これらの課題を解決します。作業員による高所作業のリスクを大幅に軽減し、既存設備への影響や誘導員の配置も最小限に抑えることが可能です。本機は、JR西日本電気システム株式会社の鉄道電気工事における豊富な経験と、株式会社タダノの卓越した工事建機技術を結集した技術の結晶です。安全性向上と作業員の省力化を両立した、まさに「スーパマシン」と呼ぶにふさわしい一台です

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