ホーム検知システム

2025-07-03

もう安心!誤った開扉操作を防止します

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outline製品概要

駅停車時に列車がホーム内に収まっているかを判定し、開扉操作をコントロール

ホーム検知システムは、駅停車時に列車がホーム内であるかを判定し、開扉操作の「許可」・「不許可」を指令する乗務員支援システムです。

機器は車両側への設置のみ、導入コストの低減を実現

車両側に設置するシステムであり、地上設備は不要(※)です。これにより導入コストの低減を実現しています。

(※)ホーム側に電波を反射するものがない場合、地上側の工事が必要となる場合がございます。

メンテナンス性の良い超音波センサを採用

ホーム検知は編成両端のセンサを用いて行います。この超音波センサは汚れに強く、経年による検知範囲の誤差が少ないため、メンテナンスコストの低減を図ることができます。

特徴 ・仕様 FEATURES

特徴

・編成両端の超音波センサを用いてホーム検知を行い、編成がホーム内であるかを判定します。

・超音波センサは汚れに強く、経年による検知範囲の誤差が少なくメンテナンスコストの低減が出来ます。

・超音波センサ部のみの提供も可能ですので、さまざまな形態のアプリケーションに対応が出来ます。

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仕様

このホーム検知システムの役割は、列車が駅に停車したとき、ホーム側のドアのみを開けられるようにし、乗客が安全に乗降できるようにすることです。

これにより、間違って反対側のドアが開かれる危険を排除し、事故を防ぐことができます。

技術的な観点から説明すると、このシステムは、列車の最前部と最後部の左右両側に超音波センサを設け、音波の反射を利用してホームの有無を検知し、列車が正しい停止位置に停車したかを判定し、ドア開扉の「可・不可判定」を行う乗務員支援装置です。

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(1)列車が正しい停止位置に停車しても、ホームの反対側のドアを開操作した場合

「開扉不可」と判定し、ドアのロックを維持してドアの開扉が不可能となります。

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(2)列車がホームを外れて停車した場合

「開扉不可」と判定し、ドアのロックを維持してドアの開扉が不可能となります。

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ユースケース、効果 Use Cases&Effects

ユースケース

– 西日本旅客鉄道株式会社: 225系、227系、323系、DEC700など

– 山陽電気鉄道株式会社: 6000系

– 西武鉄道株式会社: 101系、4000系

– 京王電鉄株式会社: 1000系、5000系、8000系

– 阪神電気鉄道株式会社: 1000系

– 名古屋鉄道株式会社: 3500系、9100系、6000系

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ラインナップ

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開発経緯

列車が駅に停車した際、万一乗務員がホームの無い側のドアを開けるなどの誤った開扉操作を行った場合には、お客様が転落され事故につながる恐れがあります。

そこで、JR西日本と共に、市中の技術を用いて「ホームの無い側のドアを開けることができない機能」を車両に搭載すべく、技術開発に取り組んできました。

■特許番号:特許第5216317号

■発明の名称:プラットホーム検知用の超音波センサ

最終的に、超音波センサを用いて「ホームの有無検知」を行う方式を採用し、「ホーム検知システム(ドア誤扱い防止システム)」が誕生しました。

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構想中の仕様

コスト効率の向上を図った廉価版システムも開発し、より多くの鉄道システムに利用できるようにしています。

導入サポート

導入に際しては、各鉄道事業者様のニーズに応じたサポートを提供します。具体的には、システムの設計から導入後のメンテナンスまで、JR西日本テクノスがトータルでサポートいたします。

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