outline本工法のポイント
掛け払い足場を簡潔に組立・解体できるように開発したタワー足場
足場部材をユニット化することにより部材数を減らし、組立・解体作業の省力化を図ることができるタワー足場を開発。
軽便トロ上に設置することにより簡易に移動が可能
軽便トロ上に設置することにより線路上を簡易に移動することができ、広範囲の作業が可能。
工事の生産性向上が可能
この足場は、ユニット化により作業工程が削減でき15分程度での組立・解体が可能であり、夜間の線路閉鎖工事が180分とした検討例では従来工法では本作業時間が120分(足場組立・解体で60分)となるところユニット式足場では本作業時間が150分(足場組立・解体が30分)となり、約25%の生産性向上が可能。
想定されるシーン
吊り足場の設置が困難な低空頭の跨線橋の点検・補修工事
「ユニット式足場」とは
鉄道直上の道路跨線橋の補修工事では、吊り足場を設置して施工することが多いですが低空頭の橋梁では鉄道の建築限界からの離隔がほとんどなく吊り足場の設置が困難であり、夜間の列車運行が行われない時間帯に停電を取って足場の組立・解体等を行って施工を行う必要があります。この工事は、作業時間に大きな制約を受け、さらに足場の組立・解体時間により補修工事等の本作業時間は非常に短くなってしまいます。
「ユニット式足場」とは、ユニット化された部材で構成されたタワー足場であり、細かな組立作業が少なく従来工法より半分程度の作業時間で施工が可能となります。これにより、本作業時間を拡大でき、生産性を情報することが可能となります。
特徴‧仕様FEATURES
特徴
- 主要部材はアルミ製であり、1ユニットの重量は約60kgと4人で組立・解体できます。
- 幅900mmの張出足場を設置することで線路中心から1.7mの範囲まで足場を設けることができます。
- 軽便トロ上に設置することにより線路上を簡易に移動することができます。
- ユニット化により足場の剛性が向上し、安定した作業を行うことができます。


仕様
- 作業床:線路方向長さ:1.8m、線路直角方向長さ:3.4m
- 足場高さ:3.8m、3.4m(最上段枠を除く)
- 積載荷重:本体部:250kg、張出足場部:150kg
※本製品に軽便トロは含んでいません


ユースケース(活用事例)Use case (application example)
活用事例
- 低空頭の跨線橋の補修工事
導入実績
- 鉄道在来線こ線橋補修工事に2件実績あり