outline製品のポイント
盛土式ホーム上に簡易に施工できるように開発したホーム柵基礎工法
高強度プレキャストボックスと小口径鋼管杭を組み合わせることにより、構造の単純化、施工の省力化を図り、簡易な施工が可能な盛土式ホーム柵基礎工法を開発。
ホーム上での運搬、設置が可能で線路内工事の削減が可能
主な部材は軽量なプレキャストボックスと小口径鋼管杭であり、台車等を使用して人力でホーム内に運搬が可能。ホーム上に搬入可能な門型クレーンやフォークリフト等を使用することで、軌陸両用重機を使用するケースより線路閉鎖工事の削減が可能。
工期短縮、コスト削減が可能
この工法は、線路閉鎖工事や軌陸両用重機等の使用の制約を受ける工事に効果を発揮し、従来工法より約30%の施工日数の削減、約25%削減の直接工事費を確認※。
※この効果は現場施工条件により変化
想定されるシーン
鉄道盛土式ホームにおけるホーム柵基礎設置工事
「軽量プレキャストC型ホーム柵基礎工法」とは
盛土式ホームにおけるホーム柵整備工事では、ホーム柵に作用する外力に対して安定を図るため、盛土ホーム内に基礎を構築する必要があります。この工事は、ホーム上での作業となり、お客様がいない夜間に施工する必要があります。また、重機が必要となる場合には踏切等から当該線路に進入させて施工する必要があります。この場合には、線路内への入退出時間を踏まえた作業時間の制約、夜間の貨物列車や保守用車の走行の影響を受けて作業日の制約を受けます。
「軽量プレキャストC型ホーム柵基礎工法」とは、構造の単純化により作業工程を減らし、部材の小型化により重機の使用を削減することによりホーム柵基礎設置工事の工期短縮及びコスト削減を図ることができる工法です。
特徴‧仕様FEATURES
特徴
- 超高強度繊維補強コンクリート(UFC)の軽量プレキャストボックス(約500kg/基)を用いる基礎で、耐久性が高く、材料運搬性に優れており、駅エレベーターを活用した搬入が可能です。


- ホーム上に搬入可能な門型クレーン等で、軌陸両用重機を使用するケースより線路内工事の削減が可能です。

- 小口径鋼管杭は電動ブレーカー等により人力施工が可能です。

仕様(標準)
- 高強度プレキャストボックス:高強度繊維補強コンクリート
(σck=180N/mm2)
高さ: 60cm、
幅 :100cm~140cm程度、
長さ:80cm、厚さ 10cm
個数:1筐体あたり2~3個

- 小口径鋼管杭:材質 :STK500、
直径 :φ =48.6mm、
板厚: t=2.4mm、
長さ:ℓ=1.5m~2.5m
本数:1ブロックあたり3~4本

ユースケース(活用事例)Use Cases & Effects
活用事例
鉄道盛土式ホームにホーム柵基礎工事
導入実績
- 京都駅(2~5番線ホーム)
- 西明石駅(5番線及び6番線ホーム)
導入サポートImplementation support
導入サポート
ベルテクス(株)鉄道営業部を窓口とし、開発関係者で導入サポートを行います。
カタログ・資料Catalog & Materials
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