outline製品のポイント
直流電鉄用変電所における き電回線の負荷情報、故障情報、保全情報を計測・記録します。また、短絡・地絡故障等が発生した際には、故障点を標定する故障点標定機能を備えています。計測した各情報は遠制装置に伝送して確認できると共に、USBメモリに転送することで、パソコンで確認、作表、作図、印刷することができます。
特徴 ・仕様FEATURES
特徴
1.情報表示機能
● 現在値の表示をき電5回線、総括電流、母線電圧の一括表示、変電所の負荷状態を1画面で確認可能
● 負荷情報の帳票表示機能、負荷グラフ表示機能により、近況の確認が可能
● 故障波形および遮断器の損耗評価値の表示が可能
● 装置の常時監視の結果を画面で確認でき、異常が発生した場合であっても異常発生個所が確認可能
2.電源の2重化
装置用の電源は2重化設計されているため、片側の電源に異常が発生しても装置の計測機能を維持します。なお、装置用の電源は片側の電源に異常が発生した際、電源異常表示用出力を出力するとともに、装置の表示灯にて点灯表示します。
3.装置の互換性
従来機とパネルカット寸法が同じため、装置の更新が容易です。
4.変電所での情報の計測・記録
変電所の負荷・故障・保全情報を計測・記録
5.故障電流計測の高分解能化
故障電流計測の分解能が従来装置の10倍(100A→10A)
6.故障点標定機能
直流き電回路における故障点の特定が可能
7.カラー液晶画面のタッチパネル
カラー液晶画面のタッチパネルにより、操作が容易
8.遠制子局への情報伝送
遠制子局への各種記録情報の伝送が可能
9.記録情報の確認・編集
USBにより記録情報の持出しが可能。再生ソフト(PC用ソフト)の活用で記録情報の確認・編集が容易
ユースケース、効果 Use Cases & Effects
装置の目的・役割
情報計測装置では、直流変電所等でのき電回線の負荷情報、故障情報、保全情報を計測・記録します。また、短絡・地絡故障等が発生した際には、故障点を標定する故障点標定機能を備えています。本装置では、情報の表示に8.4インチのカラー液晶画面のタッチパネルを採用し、従来機に比べ本装置での情報表示機能が大きく向上しました。また、計測した各情報は遠制装置に伝送して確認できると共に、USBメモリに転送することで、パソコンで確認、作表、作図、印刷することができます。