山陽新幹線トンネル内巻工専用足場台車

2025-07-03

効率的なトンネル覆工のメンテナンスが可能

Tonnelfukkou Top

outline製品のポイント

「山陽新幹線トンネル内巻工専用足場台車」とは

●線路方向に長い作業床を確保
 〇線路方向に作業床を10m確保しており、一定区間の施工が可能となることから施工の効率化がはか
  られます。

●トンネル覆工の判断面の施工が可能
 〇上段・中段・下段の張出足場を装備することでトンネル覆工の判断面の施工が可能です。

●トンネル覆工最上部(クラウン部)の施工が可能
 〇上段作業床が1.0m張り出すことによりトンネル覆工最上部(クラウン部)の施工も可能です。

●曲線区間カント補正機能による作業床の水平が可能
 〇曲線区間におけるカント補正機能を有し、最大カント200mmまで補正が可能であり、作業床を水平
  にすることにより、作業員の足元の不安定な状況を解消することが可能です。また、作業床を水平
  にすることにより、作業床からの資機材等の転動による落下防止がはかられます。

特徴・仕様FEATURES

「山陽新幹線トンネル内巻工専用足場台車」とは

山陽新幹線トンネル覆工面(鉄筋コンクリート造り)の長寿命化を考慮し、FRP部材を用いたトンネル内巻工の施工を進めているが、トンネル覆工のFRP内巻工の施工当初は、線路内にて枠組足場を仮設する方法で施工していましたが、日々の足場仮設撤去に時間を要し、また施工延長も限られる課題があり、時間が限られる中で施工効率化と安全性向上を目的として専用足場台車を製作しました。
※FRPとは「繊維強化プラスチック」のことです。

 2016年度に1号機を製作し、2017年5月より実トンネルでの施工に使用開始した。しかし、2019年度より年間の施工数量が増加する計画から2018年度に2号機を製作した。2号機の構造は基本的には1号機と同じであるが、1号機での課題であった最上段張出部の作業床の制限荷重を増やすために各部材を大きくするなどの改良をおこない作業人数を増やすことにより、効率的な施工が可能となりました。

特徴

専用足場台車は作業延長10mで機械式により自動で作業床が上昇し、上空架線にも支障しない構造となっています。

〇線路延長10mの作業床の確保
〇判断面覆工で施工が可能となる上段・中段・下段作業床を備える
〇トンネル覆工最上部の施工を可能とするため、上部作業床は1mの張出構造となっている
〇曲線区間カント補正機能を備え、最大カント200mmまで作業床を水平に正整できる

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仕様

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ユースケース、効果Use Cases&Effect

導入実績

山陽新幹線にて導入中(山陽新幹線大規模改修2028年~2032年で運用)
他のトンネルメンテナンス施工にも活用中

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