様々な業種・環境で現場を可視化できるWearable Camera

2025-07-25

ウエアラブルカメラ2

outline製品のポイント

1.事例の概要

・JR西日本グループの鉄道を支える保守現場で広く使用

JR西日本の鉄道電気設備の検査修繕を担うJR西日本電気テックで、現場作業の責任者には全員装着し、活用。

2.解決した/解決を目指す課題

・現場の状況をリアルに把握したい
様々な天候や夜間作業もある中で、環境に左右されず現場の状況をリアルに把握したかった。

3.導入の成果/効果

・効率的に現場状況の把握・見える化を実現   充電ドックに接続するだけで自動的にHDDへ録画データを転送。

4.応用可能性

・様々な業種・環境で現場を可視化できる   防水機能を備え、暗闇でも自動で赤外線カメラに切り替わり、8時間連続で録画可能なので、様々な業種・環境でも使用可能です。

ウエアラブルカメラ1
導入背景と課題

従来はICレコーダーによる音声録音し現場責任者の統制確認を行っていましたが、音声のみでは現場の状況を把握しづらいという課題がありました。カメラやバッテリーの性能向上・価格低減により防犯カメラやスマートフォンカメラでの録画が一般的になり、移動を伴う屋外での長時間作業を録画に関するハードルも下がり、我々の現場にもWearable Cameraを導入するに至りました。

ウエアラブルカメラ3
課題解決手法

現場責任者の役割は非常に重要かつ多岐にわたりますが、その中でも特に重要なのが、作業現場での安全確認や注意喚起、指導など作業の統制です。

ICレコーダーが普及し始めた頃から、現場責任者の統制状況確認のため、作業中の音声をICレコーダーで録音し、定期的に確認していました。しかし、ICレコーダーでは音声のみしか録音できないうえ、防水機能がないため、雨天時にはレインコートの中に収納せざるを得ず、鮮明に録音することが難しい状況でした。また、録音データを確認する際には、音声データを各ICレコーダー本体からパソコンを経由して共有のHDDへ手作業で移す必要があり、非常に手間がかかっていました。 10年ほど前からアクションカメラが普及し始めましたが、補助バッテリーやバッテリー交換なしで8時間程度の連続録画ができるカメラはなかなかありませんでした。そこで、「1回の充電で8時間連続で鮮明に録画でき、録画データを自動で転送できるカメラ」を探し続けた結果、現在活用しているWearable Cameraに辿り着きました。

導入効果と実績

音声だけでは把握しづらかった現場の状況を、天候に左右されることなく、リアルかつ鮮明に確認できるようになりました。従来であれば、人が手作業でデータ移行を行う必要がありましたが、充電ドックとHDDを事前に接続し転送設定しておくことで、充電時に充電ドックに接続するだけで自動的に録画データを転送できるようになり。効率化できました。

今後の展望

今後は現場責任者の統制確認や事故発生後の状況確認での活用だけでなく、好事例をまとめて教材化するなど技術継承や人材育成にも活用したいと考えています。

導入現場/顧客の声

JR西日本電気テックメンテナンスセンターの声  最初は録画されることに抵抗感がありましたが、世の中で防犯カメラやドライブレコーダーで安全安心を確保する取り組みが広がったことで、抵抗感は無くなりました。映像を後日確認することで、自分や作業チームメンバーのできていること・改善点を明確に把握することができ、効率化や安全性向上に役立っています。

Contact
お問合せ

技術情報やパートナー募集に関する詳細はこちらより
お問い合わせください。

お問い合わせフォーム
お問い合わせフォーム