• HOME
  • プロジェクト事例
  • 大阪駅(うめきたエリア)を紹介します~環境にやさしいeco ステーションを目指して~​

プロジェクト事例

2023.07.12

大阪駅(うめきたエリア)を紹介します~環境にやさしいeco ステーションを目指して~​

Umechika Illust納品 A4 221019 Tx

JR西日本は大阪駅(うめきたエリア)をイノベーションの実験場『JR WEST LABO』の中心と位置づけ、「お客様と共に進める環境負荷軽減の取り組み」を推進しています。2023年3月の地下駅開業時から、2025年の地上駅ビルを含めた全面開業までの間、さまざまな地球環境保護の取り組みにチャレンジしていきます。今回は、その取り組みの一部を紹介します。​

​1.地球温暖化防止の取り組み

 鉄道は地球環境への負荷が少ない、エネルギー効率に優れた輸送機関ですが、列車の運行などには多くの電力、燃料を消費し、地球温暖化の原因となるCO2を排出しています。大阪駅(うめきたエリア)では次の取り組みで、CO2排出量を削減します。

8bd92aee5319955b818b4ec9435b1f8b

■省エネルギー型駅設備の導入

(LED照明や、明るさを調節する照明を導入します)
 自然の光を採り込み、外の明るさに応じて最適な明るさに調節する照明や、省電力のLED照明を導入することで、環境にやさしいecoステーションの実現に貢献します。

■広場部分における創エネルギー

(駅前広場に次世代太陽光電池を設置します) 
 世界で研究が進む「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」を、積水化学工業(株)さまと協働で一般共用施設に世界で初めて設置します。これは、超軽量かつ柔軟な最新型の太陽電池で設置場所の制約を受けない今注目の新技術です。

■再生可能エネルギーの活用

(使用電力をすべて再生エネルギー由来に)
 JR西日本初の試みとして、駅で使用する電力を全て再生可能エネルギー由来の電力とし、電力由来のCO2排出を実質ゼロにします。これにより、技術ビジョンや環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」の実現にも貢献します。
 大阪駅(うめきたエリア)は、この取り組みにより、資源の枯渇を防ぎ、CO2を排出しない、これからの地球のことを考えたサステナブルな駅をめざします。

D865851343c32b423d274108e2425249

2.自然との共生と、循環型社会の構築に関する取り組み​

 JR西日本グループでは、循環型社会の実現に向け、事業活動におけるさまざまな場面で、リデュース(Reduce;廃棄物の発生抑制)、リユース(Reuse;再利用)、リサイクル(Recycle;再資源化)の3Rを推進しています。大阪駅(うめきたエリア)ではさらに、 PETボトルゴミの水平リサイクルという、JR西日本グループ初の取り組みを行います。

■使用済みPETボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)

回収された使用済みのPETボトルを100%原料とし、再び、飲料用PETボトルに再資源化するのが水平リサイクルです。当社グループでは、駅や列車から回収するごみなどで使用済みPETボトルを多く排出しています。これまでのサーマルリサイクル(燃やされて熱利用)ではなく、この100%マテリアルリサイクル(原材料として再生利用)を実現することで、PETボトル生産総量の削減や、脱炭素、海洋プラスチック関連の環境汚染問題などの解決に貢献します。

■緑地の整備
地上の広場だけでなく、地上駅ビルの屋上や壁面にもさまざまな緑化を施し、CO2削減に寄与しつつ、みどり豊かな空間を創出します。人々の出会い、交流や滞在の新たな場となることをめざしていますので、ぜひ完成を楽しみにしてください!

お客様と一緒に作る地球にやさしいecoステーション​

今回取り上げた取り組みはいずれも、お客様にもご協力いただきながら、一緒になって環境負荷を軽減する取り組みです。『JR WEST LABO』でのこれらの取り組みを通して、脱炭素社会の実現、SDGsの達成に貢献していきます。

795316b92fc766b0181f6fef074f03fa

関連記事

注目度の高い記事をご紹介いたします。

TOP