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2024.12.26

無負荷検出装置の活用!

無負荷検出装置は、電車線における負荷電流の有無を検出するもので、無負荷時には無電圧の接点信号を出力します。本装置は、DC 10 A を超える負荷電流を「負荷あり」とし、DC 10 A 以下の電流は「負荷なし」として信号を出力します。

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1.装置の目的・役割

直流電気鉄道の車両基地などでは、車両検修庫において在線箇所が加圧しないように検修用断路器を開放して作業が行われますが、パンタグラフを上昇させたまま検修用断路器を開放すると、車両の補機等による負荷電流により断路部でアークが生じて溶断するほか、停電が発生するだけでなく、アークによる労働災害の恐れもあります。
本装置は、検修用断路器に微小な電流が流れている際に断路器開放を抑止するためのインターロックとして活用するものであり、断路器の誤開放による労働災害、停電発生を防止することができます。

2.低電流での検出が可能

本装置は低電流を高感度で検出することができ、 DC10A 以下の場合は「負荷なし」と判断し断路器を操作することができます。「負荷あり」の場合は断路器を操作できませんので、列車のパンタグラフの下げ忘れ等の誤認識での断路器開放を防ぐことができます。

3.大電流にも耐性有り

定格電流DC3000A(最大負荷電流DC10kA 1 分間)の回路に使用することが可能であり、想定される負荷電流に対し十分耐性があります。

4.まとめ

本装置は低電流を高感度で検出することができ、 DC10A 以下の場合は「負荷なし」と判断し断路器を操作することができます。車両検修庫などで列車点検を行う際には、ぜひ無負荷検出装置をご活用ください!

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