当社は、モーターのメンテナンス専門会社として、主に全国の鉄道事業者様の鉄道車両の部品修繕、検査を行っておりますが、本記事では、交流モーターの将来的なメンテナンスの構想とそれに伴うパートナーを募集します。
こんなお悩みを抱えていませんか?
●モーターのベストな修繕タイミングかいつか知りたい
●モーターの新品取替を推奨されるが本当に新品取替するべきか疑問に思っている
●鉄道業界のモーターの劣化、修繕に興味がある
当社では、モーターのメンテナンス専門会社として、主に全国の鉄道事業者様の鉄道車両の部品修繕、検査を行っておりますが、本記事では、交流モーターの将来的なメンテナンスの構想とそれに伴うパートナーを募集します。
当社が感じる定期検査における課題について
鉄道業界では、国鉄時代に投入された直流モーター搭載の車両は徐々に廃車となり、新型車両には交流モーターの搭載が主流となっております。
交流モーターについては、主に絶縁診断とそれに基づく、修繕(再含侵工事、コイル巻替工事)提案を行い、様々な鉄道事業者さまとお取引させて頂いています。
一方で、交流モーターの定期検査については、現状、各社さま自社で実施されているケースが大半で、運用・定期検査での”連続的”データの取得はお客様が、劣化診断等に基づく“点”でのデータ取得、それに基づく保守・修繕計画の提案は弊社が実施するケースが多いため、我々としては、モーターのライフサイクルを見た際の全体最適な修繕提案を十分にできていないのではないかという課題を感じています。
当社のモーター修繕提案の構想について
そこで、鉄道事業者さまと富士電機製作所、必要に応じてメーカー様等と協力しながら、モーターのライフサイクルを意識した、一気通貫のデータ取得及びコストミニマムなメンテナンス、修繕計画を策定していけないかと思います。
いままで過去の実績や経験工学的な要素も踏まえて実施している修繕計画を改め、定期検査間合いにて、弊社の絶縁劣化診断のノウハウやメーカー様の知見等を活かしながら、連続的な診断を行い、不具合に至る予兆精度を高め、ライフサイクルを意識した修繕計画策定を実現していく。
昨今のトレンドとして、各鉄道事業者さまにて車両の検査周期を延伸されるケースが多々見られますが、その分、定期検査にてデータを取得できる機会が減ることが想定されるため、運用中に温度、振動、部分放電等のデータを取得しながら、予兆を把握し、ライフサイクルを意識した修繕計画策定を実現していく。
⇒上記の取り組みを行うことで、中長期的なメンテナンスの修繕計画策定に対応していきたいと思います。
希望するパートナーについて
鉄道事業者さま、回転機の劣化診断に精通した業者さま、IoTセンシングメーカーさまなど
まずは、定期検査内容の現状把握、ありたい姿の認識合わせ、診断内容の要件定義、データ取得試行から実施をしていきたいと思っております。
ご検討の程よろしくお願いいたします。