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2025.01.29

新幹線用まくらぎ交換機編成を使用した逸脱防止用まくらぎ連続交換施工をおこなってます

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 山陽新幹線では地震による被害の拡大防止のため、逸脱防止ガードの整備をおこなっています。

 バラスト区間において現状の3TC・3HCまくらぎから逸脱防止用まくらぎに交換するに当たり、1日で大量にまくらぎを交換できる【まくらぎ交換機編成】をJR西日本が2016年に導入しました。

1.まくらぎ交換機編成概要

 まくらぎ交換機編成は3編成で構成されており、まくらぎ交換機構(SES170)・道床整備機構(09-16CSM)・道床整理機構(SFM20)で構成されています。回送時は3編成連結し移動し、現地では各編成で連結を切り離し作業をおこないます。広成建設はまくらぎ交換機構(SES170)を使用してまくらぎ交換をおこなっています。

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 SES170は通常のまくらぎから逸脱防止用ガード用まくらぎに自動で交換します。1日当たりの施工本数はバックホー交換では40本ですが、SES170では約200本の交換が可能です。

2.施工

シャトル

 シャトルは車両上を走行し、オペレーター1人で新旧まくらぎをコンベアシステムに移送しています。

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バキューム

 バキュームシステムは3本のノズルで期間内外のバラストを吸引する方法で撤去するシステムです。

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マイピュレーター

 マニピュレーターはレールを独自に吊り上げ、期間内でまくらぎを自動で回転させ撤去・挿入するシステムです。

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締結ユニット

 締結ユニットはマニピュレーターが交換した新まくらぎを自動で間隔調整し、クリッピングするシステムです。

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3.特徴

まくらぎ交換機構の特徴として 

Ⅰ.バラストを巨大な真空ポンプで吸引し、タンクにストックできる         Ⅱ.狭い環境下でもレールを破損することなく、連続して交換が可能        Ⅲ.レールを高上させて軌道の中心でまくらぎを回転させ交換する方法        Ⅳ.サテライト方式を採用しているため、各ユニットが作業中でも車両は停止することなく連続で作業が可能

4.まとめ

 2016年に導入後、これまで日々施工をおこなっています。今後も安全な山陽新幹線の構築のため、安全に作業を推進していきます。

 

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