変電所接地極とレールの電位差を監視することで、直流電鉄用変電所構内の直流母線地絡故障を検出し、変電所機器を保護する装置です。
1.装置の目的・役割
変電所構内で地絡事故が発生した場合、変電所から電車への電気の供給を停止させることが必要となります。
本装置は接地極(接地マット)と負極帰線(レール)の電圧監視し、整定値以上でリレーが動作し接点出力します。
2.制御電源が不要
制御電源が不要のため、変電所内電源喪失時でも継電器動作を確保します。
3.雷サージの不要動作抑制
内蔵している放電回路により、雷害等による不要動作を抑制します。
4.交流地絡故障の不要動作抑制
内蔵している交流 直流地絡判別回路および交流抑制フィルタ回路により、交流地絡による不要動作を抑制する交流地絡動作抑制機能付き64P(別製品)もあります。
お客様のご要望に合わせて、カスタマイズすることも可能です。
5.動作原理
6.まとめ
本装置は、直流電鉄用変電所構内の直流母線地絡故障を検出し、変電所機器を保護する装置です。本装置の特長として、制御電源が不要なため、変電所内電源喪失時でも継電器動作を確保します。直流高圧接地継電器(64P)を導入する際には、是非弊社の64Pリレーをご活用ください!