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2023.09.21

ATき電用故障点標定装置をリニューアル!

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本装置は、交流電鉄用き電回路(ATき電区間)において短絡・地絡故障が発生した際に、故障が発生した箇所までの距離を計算して表示する装置です。従来は機能ごとに分かれていた装置を1台に集約しました。さらに装置の小型化(パネル取付幅を約1/2)と計測精度を2倍にしました。

1.装置の目的・役割

交流き電方式では、一般的に変電所からき電区分所まで20~50kmの長い範囲を変電所からき電しており、き電区分所が延長状態の場合はさらにき電区間が長くなります。このような広範囲な設備で地絡・短絡事故が発生すると故障個所の特定に時間がかかることから、故障点標定装置が望まれていた。本装置は故障発生時に故障点をはさむ両側の単巻変圧器(AT)の吸上電流I1,I2をそれぞれ同時に計測し、それらの電流比により故障点を算出し、設備の早期復旧に大きく貢献します。

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2.機能を集約、装置の小型化

当社従来品では、AT吸上電流の計測は計測部、遠制装置との通信は送量部、起動信号の通信はP型パルス発生部と機能ごとに装置が分かれてましたが、ATき電用故障選択装置1台に集約しました。

3.まとめ

本装置は、交流電鉄用き電回路(ATき電区間)において短絡・地絡故障が発生した際に、故障が発生した箇所までの距離を計算して表示する装置です。従来は計測部・送量部・パルス発生部で機能ごとに分かれていましたが、本装置のリニューアルによりそれらを1台に集約、省スペース化を実現しました。さらに装置の計測精度を2倍にしました。

交流電鉄用き電回路(ATき電区間)における短絡・地絡故障の発生時、故障点の特定により早期復旧するためにも、弊社のATき電用故障点標定装置をご活用ください!

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