鉄道車両の運転台や乗務員室向けの扇風機についてご紹介します。
羽を金属製(アルミ製)にすることで、取扱い時の衝撃や経年劣化に強い扇風機を開発しました。既存の取付穴やボルトが流用できるように扇風機を調整しますので、車体側の改造が不要です。また、風量の切替設定もご要望にお応えいたします。
1.開発の経緯
鉄道事業者様から、「既存の運転台扇風機の羽が樹脂製で、紫外線による劣化や取扱い時の衝撃で破損しても、既存品のメーカでは生産中止のため代替品が無く困っている」とのご相談を受け、開発を開始しました。
2.特徴
- アルミ製の羽で劣化や割れに強い
- 既存の取付穴とボルトで取付ができる
- 消耗部品は汎用品を採用しており入手が容易
3.主な仕様
1) 寸法(約) 全体:幅364×奥行254×高さ364mm
カバー部:直径364×奥行120mm
2)定格電圧 AC100V 50Hz/60Hz
3)動作電圧範囲 AC90V~AC110V
4)消費電力 26W(50Hz時)/28W(60Hz 時)
5)使用周囲温度 -10℃~+50℃
6)絶縁抵抗 10MΩ以上(充電部一括~アース間)
7)絶縁耐圧 AC1500V 1 分間(充電部一括~アース間)
8)耐振動 鉄道車両部品の振動試験方法 JIS E4031 区分 2 等級 B
9)重量 3.1kg
10)コンセント形状 2P A タイプ
11)ケーブル長 約150mm(調整可能)
4.まとめ
既存製品の弱点を克服しようと開発された製品です。また、消耗部品の交換により末永くお使いいただけます。その他、車両の条件に合わせて細かなカスタマイズも可能ですのでお気軽にお問合せください。