電車線設備の至近距離検査に使用する絶縁タワーと架線測定器を一体化し、至近距離検査に合わせて偏位測定を行うことで作業の効率化と省人化を実現しました。
1.開発経緯
電車線設備の至近距離検査実施時に、至近距離検査と合わせて偏位測定を行うことが多く、従来は架線測定器を持参して測定を行っていました。
架線測定器が大きく作業性が悪かったので、効率化できないか検討した結果、至近距離検査に使用する絶縁タワーと架線測定器を一体化することで、効率化と合わせて省人化を図ることにしました。
2.特徴
・偏位尺の目盛は側面に表示
・高さ測定は通常の偏位測定器と同様にFRP端面で読取
・既存の絶縁タワーに取付可能で、不要な時は簡単に伸縮・取外しが可能
3.効果
・通常の偏位測定器との誤差なく計測でき、曲線区間では通常の偏位測定器よりも本器のほうが正確に測定可能(通常器は湾曲するため)
4.終わりに
各鉄道事業者さまや鉄道保守事業に関わる企業さまへの販売も行っておりますので、お気軽にお問合せくださいませ。