本記事では、JR西日本グループで鉄道車両や車両所の設備に関する業務を担うJR西日本テクノスが取り扱っているロールフィルター清掃装置について紹介します。
※本記事はJR西日本テクノスが監修しています。
目次
1.製品の概要
本装置は、鉄道車両の冷房用ロールフィルターに付着したホコリを回転式ブラシとバキュームにより効率的に清掃する装置です。
また集塵装置の工夫により設置箇所の制約が少ないのも特徴です。
2.製品の特長
車両の冷房用フィルター清掃を自動化し、清掃時間を75%※削減します。
水道・排水設備、薬液、空気配管が不要でコストの低減に寄与します。
※従来の水洗い清掃と比較(20分⇒5分/本)【当社比】
①乾式清掃装置
- 電力以外の工場内設備(水道・排水設備、薬液、空気配管)が不要です。
- 水を用いた清掃には必須となるフィルターの乾燥時間も発生しないため、作業効率の向上につながります。
②自動清掃
- ロールフィルターは簡単に取り付けができます。
- 清掃は自動で行い、清掃終了後にフィルター巻取りまで完了します。(清掃時間約5分/本 フィルター取付取外し含む)
- 回転ブラシとバキュームにより効率的な清掃を可能にしています。
③乾式パックフィルター方式
- 紙パックフィルターへ集塵したホコリが溜まるので後処理が楽になります。
- 紙パックフィルターは市販品を使用することで、低コストかつ管理を容易にできます。
④目詰まり検知機能
- 紙パックにホコリが溜まると自動で検知して表示灯を点灯させます。
- 普段は目詰まりを気にせず、適正なタイミングでのパックフィルターの取替を可能にしています。
⑤モーター直接駆動方式
- フィルター巻取りおよびブラシ回転の駆動系は、全てモータ直接駆動式として信頼性を高めています。
- 直接駆動式採用により、損失が少なく高効率な運転ができメンテナンスの簡素化も図っています。
3.納入実績
西日本旅客鉄道様、四国旅客鉄道様
4.まとめ
紹介したロールフィルター清掃装置の対応フィルタ幅は930mmですが、他のサイズへのご要望がございましたらぜひお気軽にお声がけください。
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